Kiss Digitalで調光補正ができる!


Dpreviewのフォーラムでティムさんが発見した調光補正方法です。
1.まず、BreezeBrowserで有名なBreeze Systemから10DRemoteというソフトをダウンロードして、PCにインストールします。
これはPCからカメラをコントロールするシェアウェアですが、試用できます。試用期間中は画像が保存できないという制限があります。
2.Kiss Digitalに付属のUSBケーブルでPCとKissをつなぎます。そしてKissの電源を入れます。
3.10DRemoteを立ち上げます。そしてPreviewを押すと下の画面が出てきます。(これはWin2000のものです。)
Previewも何も押さないと、画像は表示されません。
画面をよく見ますとISOの表示から数えて3番目にFlash compensation(ストロボ調光補正)とあります。
ここでストロボの調光ができてしまうわけです。私は+2/3に設定して撮ってみました。
(本来の仕様では調光補正ができませんから、この設定変更は自己責任でお願いします。)
左:補正なし 右:+2/3補正あり
補正後の画像は耳とおなかにやや白飛びあり。
E-TTLの特徴を考えて、グレーの頭の部分に合焦。
ヒストグラムを見ると、「補正なし」が適正な結果です。
左:補正なし 右:+2/3補正あり
黒い鼻に合焦。
Kissは暗いと判断し、ストロボ光量を増した。
その結果、全体的に白飛び画像。
左:補正なし 右:+2/3補正あり
おなかの白い部分に合焦。
Kissは明るいと判断し、ストロボの光量を減少させた。
従って、画像は暗め。
好みとしては+2/3補正のものですが、グレーに近いものに合焦させると
ノーマルのままでもいいのではないかと感じますね。

設定を元に戻す場合はPCに接続し、10DRemoteを立ち上げ、再設定します。
ノートPCをいつも持ち歩いていれば、外出先でも調光補正は可能です。

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