XF18-135mmF3.5-5.6 R LM OIS WRの印象(まとめ)

毎日のように使っていた印象をまとめておきます。(本家ブログより転載です。)

『重さ』
ミーラーレス一眼のレンズとしてはやや重い部類に入り(490g)、気軽に持ち運べるとは言い切れません。
本体(440g)と合わせると1kg弱になります。

『質感』
家電量販店で10万円するので、見栄えもよいですが、18-55mmのレンズと異なり、鏡筒にはゴムが巻かれています。
操作性を考えてのことだと思います。
http://kazutoku.blog.so-net.ne.jp/2014-07-09(18-55mmとの比較)

『防塵防滴構造』
XFレンズ初の防塵防滴構造です。防塵防滴構造のX-T1との組み合わせでは雨の中でも撮影可能です。
海外ではだいたいお約束のようにこんなテストが行われます。

『手ぶれ補正機構内蔵』
5段分の手ぶれ補正は最強です。薄暗い中で撮影しても全く平気です。
高感度に強いX-T1と組み合わせると暗くても撮れないものはないほどです。

『AFも速い』
静かにそして素早く合焦します。

『画質』
蛍石レンズに迫る性能のEDガラスレンズが二枚も奢られ、色収差を押さえ込んでいます。
従ってパープルフリンジもほとんど出ません。
広角端での画像四隅の流れもほとんどの場合気にならない程度です。

続いて比較画像です。
マイクロフォーサーズの高倍率ズームレンズ(260g)を比較対象としました。
XF18-135mmF3.5-5.6 R LM OIS WR 27mm
DSCF1529 X-T1 (18mm, f/7.1, 1/400 sec, ISO320)

M.ZD ED 14-150mm F4.0-5.6 28mm
OLYMPUS DIGITAL CAMERA E-M1 (14mm, f/7.1, 1/400 sec, ISO200)

比較画像です。(左:XFレンズ 右:M.ZDレンズ)
X-T1_EM1

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もう一枚 広角端のものを。
XF18-135mmF3.5-5.6 R LM OIS WR
DSCF1535 X-T1 (18mm, f/5.6, 1/250 sec, ISO200)

M.ZD ED 14-150mm F4.0-5.6
OLYMPUS DIGITAL CAMERA E-M1 (14mm, f/7.1, 1/200 sec, ISO200)

比較画像(左:XFレンズ 右:M.ZDレンズ)
X-T1_EM1_2

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二枚ともXF18-135mmF3.5-5.6 R LM OIS WRのほうが鮮明です。
値段差がそのまま画質に反映されています。(M.ZD ED 14-150mm F4.0-5.6は64,000円程度。)

最後はLUMIX G X VARIO 35-100mm F2.8の200mm画像とXF18-135mmF3.5-5.6 R LM OIS WRの望遠端画像を比較してみました。

XF18-135mmF3.5-5.6 R LM OIS WR 206mm
DSCF1542 X-T1 (135mm, f/5.6, 1/640 sec, ISO640)

LUMIX G X VARIO 35-100mm F2.8 200mm
OLYMPUS DIGITAL CAMERA E-M1 (100mm, f/5, 1/640 sec, ISO200)

比較画像(左:XF18-135mmF3.5-5.6 R LM OIS WR 右:LUMIX G X VARIO 35-100mm F2.8)
X-T1_EM1_3

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この比較ではXF18-135mmF3.5-5.6 R LM OIS WRの写真はやや立体感が足りません。ISO感度が640と高かったからでしょうか。
LUMIXレンズはなんとか面目を保ちましたね。